
結果として弊社の防犯カメラ機器はDIY用に組み込まれていないので、ホームセンターで売られている商品をお勧めすることになります。(電気工事のプロの方は小売りしております。)
DIYのメリットとして、
- 工事代が安くなる
- 設置する楽しみ
- 業者にわざわざ説明しなくてもいい
などがありますが、逆にデメリットとして
- 材料費が少量のため高くなる
- 取り付けに時間と労力がかかる
- メンテナンスが難しい(故障個所の見極め、HDD交換など)
- 配線・取り付け部分の見栄えが悪くなる(工具などがそろっていないと)
などがあります。

弊社としてはDIYをされてしまうとお客様が減ってしまうという話もありますが、わたくし個人の考えとしてはご自宅にカメラを一台取り付ける程度の工事であれば秋葉原や大須、日本橋といったところに出向いて、専門店の方に話を聞きながらご自身で設置するのも面白いのではないか、と思ってしまいます。
ただ、ある一定のライン(工事の規模)を超えるとDIYのメリットがなくなってしまう場合があります。
DIYは工事代が安くなる代わりに、工具・材料を準備する必要があり、労力に関してもプロが施工する2倍以上の時間がかかると思ってください。また、防犯カメラはメンテナンスの多いシステムですので、後々の故障時にその機械をわざわざ製造元に送り返さなければなりません。
工具に関しても、防犯カメラ専門の道具、外壁に穴をあける道具、その穴を防水する道具、など防犯カメラの屋外設置工事においては、きれいに工事をしようとすればするほど必要な道具は増えていきます。また、材料に関しても少量をホームセンターなどで購入するのと、弊社のように大量に問屋から仕入れるのとでは大きな価格差があります。
DIYのもっとも期待される『安い』というメリットは、工事の規模で逆転しデメリットになってしまうことがあります。
私の考えとしては、個人・法人問わず、
防犯カメラ1~2台で配線距離合計20m以内であれば、DIYで工事する可能性を考えてみる。
防犯カメラ4台以上配線距離合計40m以上であればメンテナンスも考えて業者に任せる。
といった判断が最初に必要かと思います。
DIYは慣れている方とそうでない方に大きな差が出るのでご自身で工事したほうが良い場合とそうでない場合の分岐点を探してみてください。